『業務が忙しすぎて転職活動にあてる時間が無い….』
そう考えている方、多いのではないでしょうか??
実際、業務に従事しつつ転職活動を行うのはものすごーく大変です!
30代になると何かしらの役職についている方なんかも多いと思います。そうなると、さらに忙しい…
ボクも管理職をやっていながら、転職活動を始めたので、痛いほど分かります。
業務+転職活動(特に準備段階)は、忙しすぎました。。
※エージェント8社と会話してたからというのは内緒…笑 メンタルはある程度強いと思う自分でも、結構つらかったです。
『いっそのこと、退職してから転職活動しようかな…』
こう考える方もいると思いますが、これはやめといたほうが良いです。
めちゃくちゃ金持ちの方はいいと思いますが、まとまった収入がなくなってしまうと気持ちが焦ってしまい、会社選びに妥協してしまうと思うからです。。
ではどうすれば良いのか?結論から言うと“自己分析を簡略化”しましょう!
注意点として、「文系30代。。はじめての転職ガイド!」でも記載しましたが、自己分析は転職活動で一番大事なため、省略してはいけません。あくまで簡略化=時短です。
どうやって、自己分析を簡略化するのか?解説していきます。

自己分析を簡略化する理由
冒頭でも言いましたが、自己分析はめちゃくちゃ大事です。
なぜなら、日常業務中に、自分のことについて考えることなんてないからです。
つまり、普通のサラリーマンは自分のことについて全く言語化することができない訳です。
日常から、自分のことを考えており、全て言語化できる状態だよっていう方は、自己分析不要です。適切なエージェント探しからスタートするべきでしょう。
あなたがそんなスーパーマンじゃない限りは、自己分析は必須です。ただ、自己分析もむやみやたらにやっていたら、とんでもなく時間がかかってしまいます。際限なくできてしまうわけです。
忙しい30代の我々サラリーマンにはそんな時間はありません。そのため、要点を絞った自己分析をするのです。

転職活動の初期に必ず考えなければいけない5つのこと
転職をしようと思ったときに、まずやるべき自己分析は以下の5つです。
・スキル、経験:自分がいままで何をやってきたのか?何ができるのか?
・興味:次の仕事で何をやりたいのか?
・価値観:なぜ今の会社をやめるのか?
・強み、弱み:業務の中での強みと弱みは?
・中長期でのキャリアビジョン:ざっくりとでも、3~5年後にどうなっていたいか?
これらはその後のエージェントとの会話でも面接時にも必ず聞かれるため、初期の段階で全て言語化しておく必要があると断言できます。
ちなみにスキル、経験については、職務経歴書にも記載する事柄なため、職務経歴書を作成しながら、振り返る程度でも良いと思いますが、その他の項目についてはしっかりと深掘りしましょう。
*時短自己分析方法
では、どうやって自己分析を時短するかですが、以下の3STEPで実施します。
STEP1:深掘りする項目を減らす
STEP2:紙に書き出す
STEP3:構造化する(深掘りする)
STEP1:深掘りする項目を減らす
まずは、初期の段階で深掘りして考える項目を減らすことです。具体的には、上記の5項目だけに絞ります。その理由は2つです。
1つ目は、「こだわりすぎるときりがないから」です。
冒頭でも述べた通り、自己分析を徹底的にやろうとすると、際限なくできてしまいます。
あなたが暇なのであれば良いのですが、めちゃくちゃ忙しい中そこまで自己分析を行う時間を取ってしまうと、転職活動自体が無駄に長期化してしまいます。
2つ目は、「エージェントとの会話も、企業との面接も自己分析になる」からです。
エージェントの方も、企業との面接時も、あなたを知ろうと様々な質問をしてきます。
それらの質問の中で、答えにくかった質問や答えられなかった質問が自分自身で言語化できていない箇所となるため、言語化できるまで深掘りする質問内容となります。自己分析とは言っても自分ひとりで行う必要はなく、他の人との会話や質問から自己分析していきましょう。
『じゃあ、最初からエージェントとかと会話したほうが早くないか!?』と思った方もいると思います。
ですが、「文系30代。。はじめての転職ガイド!」にも書きましたが、エージェントもビジネスでやっているため、全く何も考えていない方は、転職意欲が低い、もしくは決まりにくい人材だと判断され、対応がおざなりになります。
上記の5つは、最低限考えておかなければいけないものと認識しておいてください。

STEP2:紙に書き出す
次のSTEPは、各項目を紙に書き出すということです。
自己分析というとマインドマップなどを想像する人も多いと思います。
マインドマップ自体は、非常に便利なツールですが、マインドマップでの自己分析は少し時間がかかりすぎてしまいます。
出てきた項目をまんべんなく深掘りしていくような性質のツールだからです。
時短での自己分析では、紙に書き出すことを推奨します。
たとえば、自分の強みというテーマであれば真っ白の紙に、思いつく限り自分の強みだと感じているものを書き殴ってみましょう。
上記の5項目のうち、「スキル、経験」以外の項目は全て紙に書き殴っていきます。これを行うことで、時間をそこまでかけずに自分の強みや弱み、大切にしている価値観などを可視化することができます。
STEP3:構造化する(深掘り)
そして最後に書き殴った項目を構造化(深掘り)していきます。
構造化の順番は、結論→根拠×3→具体例×3です。
まずは、書き殴った項目を順番に頭の中で上記の順番にあてはめられるかを考えます。

たとえば、自身の強みの一番上に書いてあるものが「戦略的思考力」であれば、「戦略的思考力」が強みと言える根拠(理由)が3つ言えるかを考えます。
またその根拠に当てはまる具体的エピソードがあるのかについても考えてみましょう。
この時に、3つの根拠や具体例が出てこないものについては、自身の強みとして面接時に話すのは止めておいたほうが無難なため、自身のカードからは手放しましょう。
根拠が少ないもの、複数のエピソードを話せないものについては、主張が弱くなってしまうため、面接時にマイナスの印象を与えてしまう可能性があるからです。
こうして、紙に書いてあるものを上から下まで頭の中で考えてみて、3つ以上の根拠や具体例が出てくるものだけをピックアップしてメモしておく(構造化したうえで)ことで、面接時に使えるカードとなり、かつ全ての事柄について時間をかけて考える必要もなくなるため、時短にもつながるという訳です。
ちなみに、自身の強みや弱みはできるだけ複数、自身のカードとして持っておきましょう。
企業文化や業務内容によって、切るカードを変えていったほうが良いからです。
たとえば、自身の弱みのひとつが「緻密な作業を黙々とやること」だとします。
希望している転職先が人材派遣の営業だった場合、致命的な弱みにはなりえないため、面接時に話しても問題ないですが、メーカーからモノを仕入れて付加価値をつけて顧客に売るような営業の場合、在庫リスクが出てくるため、細かい作業も必要となり、マイナスな印象を与えかねません。
このように同じ職種だとしても、業種業界が異なれば、必要とされるスキルも異なるため、強み弱みに関しては複数のカードを持っておく必要があるのです。

まとめ
30代の転職は現職の業務が忙しい中、転職活動を行っていく必要があります。
そのため自己分析は時短で行い、最速でエージェントとの打合せ、志望企業との面接に進めなければならないです。
そうしないと転職活動自体が非常に長引いてしまいます。
ボクの知り合いでも転職を決意してから、実際の転職活動を始めるまでに1年以上かかっている人もいます。
ですが転職を決意するということは、今の会社に何かしらの不満を.持っているんだと思います。それなら最速で転職活動を始めましょう。
なぜなら、会社に不満を持っていながら会社に留まるのは誰のためにもならないからです。
また、人生で一番若い日は今日です。自分の人生の時間を無駄にしないためにも、最速での転職活動を行いましょう。
その第一歩が、時短自己分析です。
時短自己分析は、以下の手順で行います。
①深掘りする項目を減らす:初期の自己分析は5つの項目に絞る
②紙に書き出す:5つの項目を思いつく限り真っ白な紙に書き出す
③構造化する(深掘りする):②で書き出したものを、結論→根拠→具体例で構造化する
時短自己分析を行って転職活動を短期化させ、希望する企業への転職キップを最短でつかみにいきましょう。
